年齢よりも能力と経験

年功序列が当たり前だった一昔前までは、「若い」ということも転職において有利な条件のひとつであったが、今日のように晩婚化が進み、女性も男性と肩を並べて働き続ける時代では、もはや若いということは要素のひとつに過ぎず、それだけでは、書類選考で落とされ面接にさえ進むことができない。

私の知る30代後半のある女性は、転職を3回ほど繰り返しているが、採用枠1名の狭き門に35歳の時に採用された。本人曰く、採用された秘訣は「若い人にはない安心感と経験、それを証明することのできる資格の取得」だと言う。 確かに大学卒業後13年積み上げてきた経験は、昨日今日卒業した新卒の若者にはない。 秘書検定2級だと学生時代に取得も可能であり、事務職を経験している人なら所持していることも多いが、1級をもっているスペシャリストはなかなかいない。

資格取得は実績や能力を証明するのに、とても効果がある。

また、女性において既婚か独身かといったことで転職で不利になることもないように思うし、実際、私が身をおいている職場の部署でも、結婚を機に退職した女性社員は一人もいない。

男性の給与水準が下がり、共働き世帯が多いので、女性の収入をあてにする男性が増えたことが要因のひとつだと感じる。 一人では十分な収入を得られなくても、二人合わせれば、十分に贅沢な暮らしができる。 私自身の家庭もそうである。

業界によるが、こういった事情により結婚が転職のあしかせになるという時代はもう終わったと思う。それどころか、取得した資格や、経験を武器に、男性と同じくらいの収入を得られるのが、大人の転職だと感じる。